コロナで我慢していた旅行。
ようやく落ち着き、旅行を考えだす今日この頃。
けれど、いったん外出しなくなったら旅行へのハードルが上がってしまったり行動するのが面倒になったり。
ってことでまずは、この本を読んだら旅行したくなる!旅行している気分になる!
そんな旅行系の本の中で面白かったものを紹介します。
深夜特急は有名過ぎるのでまた今度。
ももこの世界あっちこっちめぐり さくらももこ
さくらももこさんのスペイン・イタリア、バリ島、アメリカ西海岸、パリ・オランダ、ハワイの旅行記。
これだけ色々な国に行っているのだから、さくらももこはさぞ旅好きなのだろうと思っていたら意外や意外、雑誌の企画で好きなところに行っていいと言われ行くことになったというのだから驚いた。
けれどさすがのももこクオリティ。
旅初心者が読んでも、それなりに行ったことがある人が読んでもスルスル読めて止まらない。
挿絵ももちろんかわいい。
アメリカ西海岸編では父ヒロシも同行し、文章の向こうにちびまる子ちゃんワールドが全開だった。
それぞれの旅行編で一旦完結しているのも読みやすい。
毎日読むのが楽しみで、とにかくわくわくさせてもらった。
リラックスして読めるエッセイだ。
非常にお気に入りの一冊である。
そして旅にいる 加藤千恵
国内外、旅を通したショートストーリー。
北海道や大阪、ハワイやニュージーランド等、行き先も目的も様々。
そこに旅することになったきっかけ、旅の途中にふと思う事、気持ちの変化。
可愛い表紙だけれど、ティーン向けというよりは20代30代くらいの女性に刺さる感じ。
色々な旅の形があるなぁ。と。
日常から少し離れるだけで、知らないうちに凝り固まったものの見方や考え方が広がって緩んで、違って見えるのかもしれない。
旅行記とはちょっと違うけれど、これはこれで好き。
たそがれビール 小川糸
1月1日から12月まで、日記のようにつづられる小川糸さんのエッセイ本。
食べ物の描写が多いところもお気に入り。
小川糸さんはベルリンが大のお気に入りで、アパートを借りて日本とドイツを行ったり来たりしているらしい。
ベルリンだけでなく、近隣に足を延ばしたりもする。
その土地ならではの美味しいものを食べながら、暮らすように旅をする。
ベルリンのキッチンでおにぎりを作ったりして近隣にピクニックに行ったりもする。
そんな生活に、読んでいてうっとりだ。
ベルリンに特別興味がなかったわたしだが、なんだか好きになってしまった。
バルト三国の魅力なんかも盛りだくさんに書かれていて、他のエッセイ本もすぐにでも読みたくなった。
というか、実際に数冊すぐに読んだ。
「こんな夜は」が最初のエッセイ本らしいので近々探す予定。
いま生きているという冒険 石川直樹
著者の旅の記録。
これがまたぶっ飛んでる。
高校時代にインドに憧れ単身向かったり、20歳で北極から南極まで自転車や徒歩で移動するプロジェクト(POLE TO POLE)に参加したり、気球での大陸移動を試みたり、星を読んで航海するスターナビゲーションを学ぶべくミクロネシアに渡ったり。
大胆で、パワフルで、新しいものを見に行くことがたまらなく好きで。
やっぱり実際行かなきゃ分かんないよね。
わたしもどんどん知らない場所に行ってみたい。
強烈にそう思えた本。
これは男女問わず揺さぶられると思う。
いやー、旅に出たい!!
針と糸 小川糸
前述の「たそがれビール」を読んですぐに次に手に取った本。
ドイツ(主にベルリン)での生活とそこからの旅に焦点を当てたエッセイ。
ベルリン…すき…。
行きたい…。
なんなんだこの気持ちは。
ドイツ人のものを大事にする生活や、休日はしっかり休んでを家族との時間を満喫するという考え方。
なにこれわたしのありたい姿なんだけど。
ってか前世ドイツ人かなわたし。
全部に首がもげるくらいうなづきたくなる。
そんな感じでわしづかみにされた一冊。
旅ごはん 小川糸
引き続き小川糸さんの旅のエッセイ。
おもにドイツとバルト三国。
美味しいものと旅行。
もうさ、旅行先を決めるのに絶対外せない「おいしいごはん」。
そんなものが盛りだくさんで夢中にならないわけがない。
旅に出たくなりすぎて、おかしくなりそうだ。
読んだら旅に出たくなる本
随時、読んだ本を追加していくつもりです。
この中で読んでみたい本やお気に入りが見つかれば幸いです。
おすすめがあればぜひ教えてください。
分かるぅ~という仲間も募集中です。
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