【背景ボケも】望遠レンズのメリット・デメリット

カメラ

 

 

 

一眼レフ(ミラーレス一眼)を買った時に最初についてきた望遠ズームレンズ(キットレンズ)、これってどんなレンズ? 何を撮るのに向いてるの?

 

 

そんなカメラ初心者の疑問を解決します。

 

 

 

 望遠レンズとは?

 

望遠レンズとは、遠くの被写体を大きく写すためのレンズのこと。

うつる範囲(写真を撮ることが出来る範囲)は狭くなる。

標準レンズや単焦点レンズに比べると、大きくて重いものが多い。

 

 

 望遠レンズの種類

 

 

望遠レンズの種類ははっきりと数値で決まっているわけではありません。
焦点距離(レンズに書いてある〇㎜という数字)によってざっくりと分類されています。

数字が大きくなるほど、遠くのものを大きく撮ることが出来ます。

焦点距離が大きいほど、F値が大きい(暗い)レンズになる傾向があります。

 

 

中望遠レンズ

 

 

焦点距離80㎜~135㎜のレンズ。

あまり遠くまでは写せないが程よいボケ感から人物を撮るのに適している
ポートレートレンズともいわれる。

 

 

望遠レンズ

 

 

焦点距離135㎜~400㎜のレンズ。

一眼レフを買った時に最初にキットレンズとしてついてくるのは大体こちら。
安価でコンパクトであることから初心者でも扱いやすい。

比較的軽めのものが多い。

 

 

超望遠レンズ

 

 

焦点距離400㎜以上のレンズ。

月や飛行機、鳥などの撮影に使われる。大きく高価。
F値が小さい(明るい)レンズは100万円以上のものも…!

 

 

 

 

 望遠レンズのメリット

 

 

一眼レフを買った初心者は、単焦点などほかのレンズが欲しくなります(昔の私です)

しかし、キットの望遠レンズにもメリットはたくさん

 

まずは持っているレンズを使いこなしましょう。

 

 

遠くの被写体を大きく写すことが出来る

 

望遠レンズは遠くのものを大きく写すことが出来るので
運動会や試合中の子ども、近寄れない建物や月、飛行機などを大きく撮ることが出来ます。

 

 

ピントの合った部分の前後をぼかすことが出来る

 

前後をぼかす写真が撮りたい

 

そう思ってカメラを購入した人は多いはず。(もちろん私も)

 

それなら単焦点を買わなきゃ?

いえいえ、望遠レンズでも背景をぼかすことが出来るんです。

 

望遠レンズは焦点距離が長いため、標準レンズよりもボケが強くなります。

あえて少し離れたところから望遠レンズを使うことによって、
被写体を目立たせるだけでなく優しくやわらかな印象の写真にすることが可能です。

 

 

 

被写体のゆがみが比較的少ない

 

望遠レンズは撮ることの出来る範囲が狭くなります。

その分、ゆがみは少なくなります。

 

 

魚眼レンズ(フィッシュアイレンズ)はその逆。

広い範囲を撮ることが出来る代わりに四隅がグニャっと曲がっているのが分かります。

 

 

 

 望遠レンズのデメリット

 

望遠レンズにも不得意な分野があります。

 

 

被写体がぶれやすい

 

望遠ゆえの一番のデメリットは被写体がブレやすいこと。

動くものを撮る時もそうですが、ちょっとした手ブレでピンボケ写真になってしまうことも。

 

対策としては

・三脚を使ってカメラを固定して撮る
・カメラ本体やレンズに手振れ防止機能がついているものを使う

 

これらでかなり軽減されます。

 

 

レンズが大きく重い

 

実際に外に持ち出して使う時にしんどいのが重さ

バッグの中で場所を取るのも、旅行の時には困っちゃう。

 

手に持たず首から下げるにしても、肩が凝ってしまうんです。

どれくらいの重さまで苦にならないか、まずは購入前に店頭などで触って確かめたいものです。

 

 

F値が大きい(暗くなりがち)

 

F値(えふち)はレンズが光を通す量を示した値

数値が小さいほど多くの光を通します。

数値が小さいほどピントが合う範囲が浅く、大きいほど深くなります。

 

F値が大きいと暗いところでの写真が撮りづらくなります。

室内で子どもや小物を撮りたい場合には向きません

 

 

 望遠レンズで撮るのに向いているものは?

 

 

望遠レンズでは何を撮るのに向いているのでしょうか?

具体的なシチュエーションや対象はこちらです。

 

屋外でのポートレート(人物中心)写真

 

望遠レンズは標準レンズに比べてボケやすくなるので、被写体を優しくソフトに写すことが出来ます。また、撮ることのできる範囲が狭いので、対象を強調した写真が可能です。

運動会や試合でも望遠レンズは必須。

明るい屋外であればブレにくく、遠くの対象もきれいに写せます。

 

 

電車・飛行機

 

 

電車や飛行機など、物理的に近づいて撮ることが難しいものには望遠レンズがイチバンです。

電車の場合は圧縮効果という、遠くにある離れているもの同士が近くに見える現象によってコンパクトに電車全体をおさめつつ周りの風景も取り入れることができます。

 

 

 

野鳥

 

野鳥を撮りたいなら望遠レンズは必須。

人気のカワセミやオオタカを魅力的に写すには、大きく写せる望遠レンズしかありません。

超望遠レンズで撮影すると毛先の一本一本に至るまで高解像度で撮影することが出来ます。

自然の美しさを切り取ることが出来る、それが超望遠レンズの魅力です。

 

 

 

このような月の写真も望遠レンズがあれば撮影が可能です。

家のベランダから、三脚を使えばキットレンズでも撮影可能な場合も。

 

秋や冬の空気が澄んでいる満月の夜、

月の写真にチャレンジしてみませんか?

 

初心者でも簡単に撮れるため、よりカメラを満喫することが出来ますよ。

 

 

 

 望遠レンズのメリット・デメリットまとめ

 

 

望遠レンズのメリットデメリットをおさらいしましょう。

 

主なメリットはこちらでした。

 

・遠くの被写体を大きく撮ることができる
・背景をボケさせることができる
・ゆがみの少ない写真が撮れる

 

 

一方のデメリットはこちら。

 

・ぶれやすい
・レンズが大きく重い
・暗めのレンズが多い

 

 

 

望遠レンズは遠くのものを大きく写す以外にもたくさんの特徴があります。

 

持っているレンズを有効活用して、カメラライフを満喫させましょう!

 

 

 

 




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