カメラ用品購入のために入ったカメラ専門店。
「ジャンク品コーナー」に置いてあった二眼レフカメラ・ヤシカフレックスを購入しました。
税込1,200円。
その外観に一目ぼれ。
いつか使える状態のモノを購入したいと思いつつ。
二眼レフカメラとは?
二眼レフカメラ(にがんレフカメラ)は、撮影用の光学系の他に、それと同等のファインダー用光学系を持ち、ファインダー用光学系中にその光路を屈曲させるためのミラーなどの反射(レフレックス)光学系を持つカメラである。
引用:Wikipedia
二眼レフカメラは上から覗いて写真を撮ります。
上から見た映像は、中のミラーを通り、2つあるうちの上のレンズを通して見ることが出来ます。
下のレンズは写真を撮る用。
1929年にドイツで初の二眼レフカメラが発表(ローライフレックスという)されてから、
太平洋戦争後の日本でも爆発的なブームになりました。
当時は国内外の様々なメーカーが生産しており、現在の価格に換算すると3万~10万円程のものが主流。(高級ラインは20万円以上に)
今でも中古品が数多く市場に出回っています。
安いと筆者が買ったようなジャンク品だと1,000円ちょい。
現在でも使える状態の良いカメラだと20万円を超えるものまで存在します。
ヤシカフレックスとは?
株式会社ヤシカ(旧社名「八洲(やしま)精機株式会社」)が1953年(昭和28年)から発売を始めた二眼レフカメラ。
リーズナブル路線で人気を博し比較的たくさん生産された。
発売年度によって少しずつデザインや機能が異なるが、
資料が少なく名前が「ヤシカフレックス」と、ほぼ同じなためタイプの判断が難しい。
ヤシカフレックスのタイプと製造年を見分ける
気になるのがこのヤシカフレックスの製造年とタイプ。
調べてみました。
ヤシカフレックスはネームプレートから見分けられる
まず最初に確認したいのが、ネームプレートです。
1953年にヤシカフレックスの元となった「ヤシマフレックス」が発売され、
その直後(同年か翌年)に名前だけ「ヤシカフレックス」に変更されて販売されたものが当機。
25種類程あるヤシカフレックスと名のつく二眼レフの中の一番最初、元祖が本機。
翌年には次の旧A型(A型前期)が発売されているので、製造されていたのは1年前後。
そう考えるととても貴重なものに思えてきます。
ヤシカフレックス旧B型(B型前期)スペック一覧
スペックはヤシマフレックスと同等。
【ヤシカフレックス旧B型スペック一覧表】
・1953年(昭和28年)製
・レンズ:富岡光学製造のトリローザ80mm
・F値:3.5
・構成:3
・巻き:赤窓式
・シャッター速度:1/10-1/200秒
・スクリーンタイプ:通常
・フード:かぶせ
・重さ:870g
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
ヤシカフレックスのレトロな外観ギャラリー
二眼レフの写真って意外と少ないんですよね。
上から下から、撮ってみました。
ヤシカフレックス上から撮影
ピントフード。
「Y」のマークも機種によって違います。
こちらはヤシマフレックスと全く一緒。
ヤシカフレックス向かって左
右下:ピントノブ
ヤシカフレックス向かって右
右上と左下2つついている丸いもの:フイルムスプール軸受けノブ
ヤシカフレックス背面
ヤシカフレックス下
矢印方向に回すと中がパカっと開きます。
ヤシカフレックス正面から
この状態で上から覗きこんで撮影します。
下のレンズ(テイクレンズ):実際の撮影を行うレンズ
二眼レフカメラ・ヤシカフレックスまとめ
写真では見たことがある、けれど実物は触れる機会の少ない二眼レフカメラ。
高性能でコンパクトなデジタルカメラが主流の今でもその魅力は計り知れません。
今回初めて手にし、使い方も修理方法もさっぱり分からない。
それでも、こんなにもときめく世界があるのかと
今までとは違うカメラの魅力にとりつかれつつあります。
大人の科学マガジンシリーズの二眼レフカメラ、買ってみようかな。
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